5月29日(月)1コマ目

今日、やったこと

  • [確認テスト]IPアドレス、サブネットマスク、ネットワークアドレス、ブロードキャストアドレス
  • IPのルーティング

今日のホワイトボード

IPのルーティングは

送信時に宛先までの全ルートを決定するわけではない。

途中のルーターでルーティングを繰り返して宛先にたどり着くバケツリレー方式。

IPが考えられたのは1960年代。ケーブルの品質も今とくらべると悪いため、断線の可能性がたかった。断線しても宛先までたどり着くようにバケツリレー方式を採用した。

図 IPのルーティング
各ルーターでルーティングをすることで、次の送信先が決まる。
ここで決まった送信先へパケットを送信するのはイーサネットの仕事。
各区間でのパケットの宛先、送信元は下表のようになる。
イーサネットヘッダ 宛先MACアドレス ルーティングした結果決まる。
よって、ルーティングするたびに変わる。
送信元MACアドレス ルーティングした結果決まる。
よって、ルーティングするたびに変わる。
IPヘッダ 宛先IPアドレス 最終的にたどりつきたい宛先
ルーティングしても変わらない。
送信元IPアドレス このパケットの送信元。
ルーティングしても変わらない。


ルーティング例

教科書のp.24を参考に。この例ではパケット(IPヘッダの宛先IPアドレスには192.168.30.11)がルーターAに到着し、ルーターAのIPがルーティングする際のおはなし。

ルーティングテーブル1行目をチェック

受信パケットのIPヘッダ内の宛先IPアドレス(192.168.30.11)とルーティングテーブル1行目のマスクを使って計算。
この計算はIPアドレスを
 マスクのビットが1のところはそのまま
 マスクのビットが0のところは0に
にする。
計算結果と1行目の「あて先」を比較。=>一致しないので、1行目は却下。
図 ルーティングテーブル1行目をチェック

ルーティングテーブル2行目をチェック

同じように、受信パケットのIPヘッダ内の宛先IPアドレス(192.168.30.11)とルーティングテーブル2行目のマスクを使って計算。
計算結果と2行目の「あて先」を比較。=>一致するので採用。
このパケットは
  • 2行目のインタフェース192.168.30.254から
  • 2行目のゲートウェイ192.168.30.1へ
送信することになる。
これでルーターAのIPでのルーティングは完了。
ルーターAのイーサネットが192.168.30.254から192.168.30.1へ送信する。


[練習問題]経路をたどる

ネットワーク図、ルーティングテーブルからパケットの経路をたどる練習。
まずは、ホストA=>ホストBへ送信。ルーティングテーブルはパターン1。

ホストAでのルーティング

IPヘッダの宛先IPアドレス(192.168.30.10)とホストAのルーティングテーブルを使ってルーティング。

図 [練習問題]ホストAでのルーティング

ホストAのIPでのルーティングの結果、

 192.168.10.10(ホストA)=>192.168.10.1(ルーター1)

へ送信。


ルーター1でのルーティング

ルーター1が受信したパケット(IPヘッダ内の宛先IPアドレス:192.168.30.10)をルーター1のIPがルーティング。

図 ルーター1でのルーティング

ルーター1のIPでのルーティングの結果、

 192.168.20.1(ルーター1の右側インタフェース)

 =>

 192.168.20.254(ルーター2の左側インタフェース)

へ送信。


ルーター2でのルーティング

ルーター2が受信したパケット(IPヘッダ内の宛先IPアドレス:192.168.30.10)をルーター2のIPがルーティング。

図 ルーター2でのルーティング

ルーター2のIPでのルーティングの結果、

 192.168.30.254(ルーター2の下側インタフェース)

 =>

 リンク上(リンク上にホストBがある)

へ直接送信。これでホストBにパケットが届く。


次回は

経路をたどる練習問題の続きをやります。


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